
胸毛が濃い男性は受け入れられないと言う日本女性は多いと言われます。
しかし、女性受けを良くするために、サロンや皮膚科で胸毛をレーザー脱毛をしたくても、サロンに行くのが恥ずかしかったり、料金が高くてなかなか手が出せなかったりする男性もいるでしょう。
ここでは、自宅でもできる胸毛のセルフ処理の仕方や、しない方が良い胸毛処理について紹介します。
脱毛クリームで手軽に処理
脱毛クリームは痛みを感じずに簡単に処理できるため、若い世代に人気がある脱毛アイテムのひとつです。胸毛が生えている場所にクリームを塗り、10分程度待ってからスポンジ等を使用してクリームごとムダ毛を拭き取ってからシャワーなどで洗い流してください。
脱毛クリームにはムダ毛を溶かす薬剤が入っているので、脱毛と言っても毛を抜かないで処理することができます。脱毛後、綺麗な状態を維持できる期間は商品によって違いはありますが、およそ1カ月から2カ月が一般的です。
ヒゲをシェービングすると夕方には伸びてくると言う経験がある男性であれば分かるでしょうが、脱毛クリームを使うと脱毛期間が長くなります。ただし、毛を溶かす薬剤は効果が強力です。このため、敏感肌の人や、スキントラブルを起こしている場所には刺激が感じられる場合があります。
皮膚に赤みが出たり、ひりひりとした刺激や痛みを感じる場合は使用を控えた方が良いでしょう。また、胸毛が太くて濃い人は、脱毛クリームを1度塗っただけでは胸毛が残ってしまう場合もありますが、連続して何度も使うと肌に刺激を受けやすいので、処理する日にちを空けるなど工夫をしましょう。
脱毛ワックスで胸毛を抜く
毛抜きで胸毛を抜くのではなく、特殊なワックスを使って脱毛する方法があります。脱毛ワックスを使うと、脱毛クリームと同様に1カ月から2カ月程度の長期間にわたりムダ毛が生えないと言われます。使い方はまず、脱毛ワックスをなるべく薄く伸ばすようにして、均一に胸毛へ塗ってください。
毛の流れている方向を確認しながら塗るのがコツです。ワックスを塗ったら、商品に付属しているワックスペーパーをかぶせるように貼り付けます。この時、毛の流れに沿って肌へワックスペーパーを強めに押しつけましょう。
ワックスが胸毛になじんだら、ワックスペーパーを毛の流れに逆らった方向へ一気に剥がします。剥がす時はワックスペーパーを持つ場所の下部分へ片手を当てて皮膚を押さえるのを忘れないようにしましょう。胸毛が薄い場合は、ワックスを塗ってから少しだけ放置して乾燥させると脱毛しやすくなります。
脱毛できたら、ワックスを塗った部分に冷水をかけて洗いましょう。毛根から脱毛する方法ですので、仕上がりはツルツルになると言われています。
デメリットは、ワックスペーパーを剥がす時に痛みを感じやすいことですが、胸毛などの広範囲に生えているムダ毛の処理がしやすいのが特徴です。
家庭用脱毛器でサロンの仕上がりを目指す
近年では、エステサロンで使われている光脱毛と同様の効果を得られる家庭用脱毛器が、いろいろなメーカーからリリースされています。光脱毛で使われているレーザー脱毛機器を小型化した商品と考えて良いでしょう。先端に光る部分があるので、肌に当てて脱毛する手軽な方法です。
家庭用脱毛器の光が、黒い部分へ刺激を与えて毛を生やさないような状態にしますが、効果は少しずつ感じていきます。このため、1度の処理で脱毛が完了する訳ではありません。ただし、家庭用脱毛器は機種によって違いはありますが値段は高めです。
数万円から10万円程度の値段がありますが、本体の値段にプラスして光の照射に必要な専用カートリッジを購入する必要がある機種もあります。しかも、カートリッジは交換が必要です。胸毛などの広範囲に生えるムダ毛の処理には照射する回数も多くなるため、カートリッジにかかる代金も高めになると言えます。
カミソリを使って剃るのは簡単
薬剤や高額な脱毛器を使うのは嫌だと言う男性は、手軽にカミソリで胸毛を剃る方法もあります。入浴中に処理すれば、胸毛が水分を吸収して柔らかくなりやすくシェービングがしやすくなるでしょう。ただし、カミソリを使って行う胸毛処理ですが、しない方が良いやり方があります。
カミソリを使う時は専用のシェービングクリームを肌に塗ってから行ってください。クリームを使用せずに、肌を少し濡らした程度でいきなり剃るとスキントラブルを起こす可能性が高いです。カミソリの刃が乾燥した肌に引っかかりやすく、傷ついてしまう場合もあるので注意が必要になります。
シェービングクリームはカミソリの滑りを良くするだけでなく、カミソリ負けなどのスキントラブルを防止するためのアイテムですから、シェービングする時は購入するようにしましょう。また、胸毛は長めの場合が多いので、ハサミなどで事前に短くしておくと、カミソリが詰まらずスムーズに剃りやすくなります。
処理が完了したら、必ずボディクリームなどで保湿を丁寧に行ってください。カミソリを使うメリットは誰でもできる簡単なムダ毛処理でお金もあまりかからないことですが、デメリットは剃ってもすぐに生えてくることや、剃った毛の断面が黒く見えたり、チクチクした手触りになったりすることです。
毛抜きで抜いてしまうのはデメリットが大きい

胸毛を毛抜きで抜く方法は、ピンセットで一本一本の毛を抜く必要があります。
時間がかかりますが、胸毛を根元から抜いてしまうので、一度抜けば2週間から3週間程度は生えない状態が続くでしょう。ただし、毛は力まかせに無理やり引き抜くと、毛根周辺にある毛穴の細胞を破壊してしまいます。
当然ながら、毛穴の中は傷ついていますので、出血を起こしたり炎症したりしてトラブルを抱えることになるでしょう。雑菌が傷に入ると痒みや痛みを伴う場合もあり、放置すれば色素沈着を起こしてブツブツした跡が残る場合もあるため注意が必要です。
胸毛を処理してきれいなボディを手にしたいのに、胸元に毛抜きで胸毛を抜いた跡が残っては、処理する意味がなくなってしまうでしょう。それでも毛抜きを使いたいなら、処理後は炎症をなるべく抑えるために保冷剤などで冷却してください。
毛穴の引き締め効果もあると言えますから、必ず行うようにしましょう。その後は、清潔な手で肌乾燥を防止するためにクリーム等で保湿をしてください。